【2023年秋期〜】ネイル検定 1級 時間配分・工程と注意点を細かく解説!

こんにちは、タミです

この記事は10月からの検定内容に対応した時間配分に編集しています

2023年秋期 10月の試験から検定の内容が一部変更となります。

受験される方はきっと知っている方も多いかと思いますが試験ではモデル(人)受験か、ハンド受験を選択できます。

ここで注意ですがハンドは『認定モデルハンド』のハンドの指定があります。

実技試験の時間は160分→150分に変更となります。

2時間30分って長いなぁ…と感じる方も多いと思いますが、闇雲に進めると実は時間は足りなくなります。

ここで大事なのは、各工程ごとを何分で終わらせるのかをきちんと決め、
その時間に入れるためにはどんな練習をするのか?が大事です。

もちろん、ただ練習すればいいわけではないので、きちんとアクリルについて勉強してくださいね。

時間配分と工程をこの後説明していきますが、みんなが失敗するポイントや、それの対処法も記載していますので、しーーーーっかり読んでくださいね!

↓試験が変更になって困っている人のサポートをします

1級の流れと時間配分・注意点

スタートする前に、注意点があります。
この時間配分は気温、気候関係なく作っています。

でも真冬と真夏は30度近く気温差がありますが同じ時間配分です。
試験では冷暖房が入りますので、影響は減りますがないわけではありません。

なので、当校では室内温度は
4月受験→20度
10月受験→23度

こちらで生徒は練習しています。

色んな温度に適応できた方がいいけど1級受験の場合は室温は一定で練習してもらっています。
まだ作品が安定して同じように作れないこと、
上手くできない時に原因となるものがたくさんだと改善しにくいことからそうしています。

認定講師受験生は逆に適温ではやりませんけどねw

1級受験の方はここも気を付けて練習してください。
それでは↓時間配分説明です↓

0〜1分(1分間)  手指消毒

施術者→モデルの順番で行いましょう。

丁寧に行っても約1分。

細部まで丁寧に行う事を心がけてください。

1〜8分(7分間) プレパレーション 

・サンディング
・プレプライマー
・チップ貼り、カット
・プライマー

この順番で行なっていきます。

プライマーを塗らないと試験中(特にファイル中)にリフトする可能性も出てきますので絶対忘れないで!!!

チップオーバーレイのハーフチップは仕込みは自由なので事前にコンタクトゾーンをカスタマイズしておきます。

サイドを削って合わせるだけでなく、イエローに合わせてカットしたり、Cカーブを調整したり。
これは試験前日のお家で必ずしています。

オーバーレイが苦手な人はこの細かいところをやってない人が多いです

これを事前にやっておくことでチップが真っ直ぐ貼ることができるし、2本のチップの角度が揃います。

8〜20分(12分間) オーバーレイ アプリケーション

1本あたり6分で乗せます。

チップオーバーレイのアプリケーションはチップを貼った時点で、ほぼ仕上がりは決まってくるので必要な量を乗せていくだけになります。

1ボール目はチップの厚み分減らさないといけないので、スカルプより少なめに取ってください。

ピンチは、スカルプより少し硬めの時に入れた方が戻りが少ないです。
なのでスカルプよりも少し時間長めにとっています。

あと生徒さんには言っているけど、リキッドにも気をつけた方が良いと話しています。
当校の教材は『ネイルでダンス ベーシック』のリキッドです。

20〜23分(3分間) 3本フォーム

実際には、オーバーレイのピンチ待ちの時に少しずつフォームをかけていってます。

私がこの時かける順番は、スカルプの手の
1、中指
2、人差し指
3、薬指

この3本は一気にかけて、フォームの角度を絶対揃えます。

この時オーバーレイの角度とも揃えるように必ず確認を入れます。

23〜38分(15分間) 中・人・薬 アプリケーション

中・人・薬指のスカルプのアプリケーションをします。

1本あたり5分で乗せます。

フォームが揃っておけば、ここでオーバーレイと角度を揃えたアプリケーションを行うことができます。

作る時には、先に作ったオーバーレイに厚みや長さを合わせながら製作します。

どうしても長さや厚みは本番で緊張して揃いにくいです。
特に厚みには後々ファイルをする時に大変なので一番チェックします

38〜39分(1分間) 小指フォーム

厳密には3本のアプリケーションとピンチの間の隙間やタイミングを見て
小指のフォームをつけていきます。

39〜43分(4分間) 小指アプリケーション

小指は小さいので、3ボールで作っている人は2ボールで作ってみましょう。

当校はできれば1ボールでいきたいね!とはいいます。

できるだけ取るボールの数は減らしたいのが私の願望です。

43〜44分(1分間) 親指フォーム

親指のフォームを苦戦する人はとても多いです。
スカルプにとってフォームはすごく大事な部分なので一番失敗できないです!

なので親指苦手さんはここは慎重に、確実に。

44〜50分(6分間) 親指アプリケーション

親指は横に広いので、どれだけ2ボールや1ボールで作ることができても親指は3ボールで必ず作ります。

特に根本のコーナーがミクスチュアが届いてない人も多いので確実に作れる3ボールでいきましょう。

50〜75分(25分間) ファイリング(ウォッシャブル)

先端は先端だけ一気に7本削っていきます。

その後は、アウトライン7本→表面7本と、揃うように手順も考えて削ります。

ファイルのグリット数は私は基本180Gしか使いませんが、アウトラインだけは時間が足りない時などは150Gを使います。

180Gしか使わない理由は傷が残りやすいからです。
150Gで表面を削らないといけない人は厚すぎたり、凹凸が多かったりだと思うので、そもそもアプリケーションのやり方を見直した方がいいです。

75〜99分(24分間) ファイリング(バッファー)

ツヤをしっかり出すために、ここに1番力を入れます。

バッファーの1面を7本で約6分で当てていきます。

もちろん、ウォッシャブルファイルでしっかり凹凸を無くしておかないと、
バフだけでは美しく仕上がりませんので、ウォッシャブルファイルも大事です。

バッファーは形を形成するという意識より、傷を消すことに重きをおきますので、自分のファイリングはどの方向に行なっているかをみてバフを当てた方が傷は早く消えます。

特に、フリーエッジの角、側面、根元はよく当たってない事が多いです。

シャイナーを当てると傷残りが目立つのでここは意識して当ててください。

99〜120分(21分間)シャイナー、ダストクリーン

とにかく圧をかけて磨きハイシャインを目指します。

シャイナーのグリーンの後は必ずダストを水で流してから、白い面に入ります。

99〜111分 シャイナーグリーン(6分間)
105〜107分 ダストクリーン(2分間)
107〜120分 シャイナー白面(13分間)

こういう時間配分でやっていきます。
とにかくピカピカに!!生徒さんには腕がもげるまで磨く!!と言っていますw
大丈夫!私も含みもげた人いませんww

うちはハイシャインには特にこだわりますので、シャイナーの白の面だけでも2段階でかけています。

時間の限り、何回も何回も磨いてください。
そのためにここの時間はしっかり確保してくださいね。

120分ちょうどでファイリング終了となります。

120〜140分(20分間) アート

アートは
・テーマに沿っているか
・色が多彩か
・細密に出来ているかどうか

この3点がきちんと意識して作ってください。

3Dを10分で製作→その他アートを10分で製作しトップコートを塗って仕上げるという流れです。

もし、何かトラブルがあってアートの時間がなくなる場合もありますので、
トータル10分くらいでできるアートの代替案も準備しておいてくださいね!

ここでアート終了となります。

141〜150分(10分間) 見直し、ダストオフ、磨き直し

1級は7本全てに統一感が出るかどうかがとても大切です。

1本1本作る練習も必要ですが『揃える』ためにはいかに、

数本まとめて作るか?という練習がとても大切になります。

なので、練習もなるべく2〜3本まとめて作ったり、
通しの練習をして多くする事を強くオススメしています。

工程ごとに色々細かく言いましたが、当校の生徒はこれで指導され本番を迎えます。

通し練習も授業で最低3〜5回し採点→フィードバック、家では週5回の通し練習を2ヶ月前から行う生徒さんもいます。
1発合格者も多いですし、スカルプが上手な人が多いです。

せっかく受験するならただの試験で終わるより、上手くなりたいですよね!
サロンワークはもっと早くないといけないのでこの時間配分で出来るは最低ラインですからね!

頑張ってくださいね!!

↓どこを変えれば上手く作れるのかわからない人も添削しています

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