【完全攻略】認定モデルハンド“ラウンド”の作り方|ネイル検定対応

松崎みゆき

こんにちは、JNA本部認定講師の松崎です。
ひとくくりに「ラウンド」と言っても、実は2級・3級の基本と、初級・中級とでは微妙に形の取り方を変えています。今回はまずポリッシュを使う2級・3級の「基本のラウンド」のお話です!

【注意】!!

今回のブログでは、計測した箇所がわかりやすいように「ラウンドの角」をあえて残して撮影しています。
実際の試験ではきちんと角を取って丸く仕上げてくださいね!

そもそも「ラウンド」とは?

【JNAの定義】

側面はストレート、円周の一部のようなカーブを描き角がない形

ここで1番謎なのが「円周の一部」という言葉。
色々な意見があると思いますが、私はラウンドの円周はキューティクルラインから取るようにと伝えています。画像のようなイメージを持つと、作りやすいのではないでしょうか?

キューティクルラインからの円周

ラウンドを作る時のカギは【左右対称】

中心から割って、右も左も同じに作るという意味です。

左右対称 丸み具合

丸み(カーブ)具合も左右同じ

右側だけ丸みが強すぎたりなど、左右差がないこと。

入口と出口が同じ高さであること

ラウンドの始まる2点が同じ高さ(位置)にならないと、左右対称にはなりません。

入口と出口の高さ

削る方向が左右で違うのに対し、それを揃える精度の高さや、端々に気を配ったりと細部への配慮が必要なのがラウンドです。
つまり、「なんとなく丸い」ではダメ。“整った形への追求”の練習ですね!

認定モデルハンド+チップの作り方

今回は、検定で使用する認定モデルハンドと認定チップでどうラウンドを作るのかを研究しました。まずはチップを装着した状態のサイズ感(縦幅)が基準になります。
※L(親指)約19mm / M(中3本)約17.5mm / S(小指)約11mm

Step1:角のカット(黄金比を計測する)

まず初めにネイルニッパーで先端の角をカットします。ここで適当にカットするから仕上がりが10本バラつくのです。練習のうちに「どれくらい切るか」の体感をつけることが一番のポイント!
『きちんと計測して切る』ために、定規と油性ペン(マッキー一択!)を使います。

使用する道具

♢ カットの黄金比(縦×横) ♢

L (親指) 縦 3mm × 横 3mm (断面 4mm)
M (人中薬) 縦 2mm × 横 2mm (断面 3mm)
S (小指) 縦 1.5mm × 横 1.5mm (断面 2mm)

特に縦のカットは重要で、縦でカットされた箇所はラウンドの入りの部分になります。(※写真はMサイズ)

縦の計測 横の計測 断面の計測

油性ペン(マッキー)の注意点

印を書いたら、なるべく早くエタノールを含ませたコットンで拭き取ってください。(切ったらすぐ消す!)長時間放置すると跡が消えなくなります。

カット後 全体の長さ

Step2:ファイリング(削り)

次に、角をカットしたチップをエメリーボードでラウンドに整えます。
ラウンドの入りの部分はほぼ削らないようにして、どこを削るべきか、下の写真をよく見て考えて削ってください。

♢ 解説あり

削る位置の解説

♢ 解説なし

削る位置

写真を見ると、実は削る所ってあまりないですよね。
正確にカットできているのに形が揃わない時は、ファイルの当て角度や、動かしている時の軌道の角度で歪みが生じている場合があります。正確にカットできているからこそ、削り方の問題点が見えてきます。

▼ 実際の削り方(動画) ※2倍速/音声なし ▼

削っても全長の長さはあまり変わりません。
どこを削れば丸くなるかを考えて削るので、最低限のファイルで終わります。ポリッシュを塗ってしっかり乾かすと薄くなり、美しいラウンドが完成します!

削り終わり ポリッシュ塗布 完成

なぜ「2mm×2mm」が最適か?

2mm以上カットしてしまうと、カットした真っ直ぐ部分が多くなり、ラウンドの丸み(カーブ)が深くなるリスクが高くなります。逆に1mm以下だと角が残って“スクエア気味”になったり、削る部分が増えてしまいます。

【リスクを最小限に抑えつつ、削る部分は最小限にする】

これがカットの目的です。
検定試験には定規や油性ペンはセッティングできません。なので、いかに練習でカットの体感を作れるかがカギとなります。家での練習で細かく丁寧に重ねていけば、本番でも上手に切れるようになりますよ!

認定モデルハンドで練習するメリット

最大のメリットは、検定試験本番と同じ状態で練習ができるところです。
100均のチップで練習する人もいますが、本番を想定できるのは本番通りの商品だけです。練習をたくさんしている私でさえ、ここまで同じ作品を作るために研究し練習しています。まだ技術が不安定な時期の受験生は、とにかく同じもので練習してください。

同じラウンドが10本作れるのは、サロンワークでも最低限の技術です!

まとめ

  1. ラウンドのポイントを知る
  2. カットを正確にする
  3. 形が歪む場合は、何に問題があるかを見つける

今回ご紹介した「角のカット幅」と「削る部分の認識」、これら2点を意識するだけでも仕上がりは確実に変わります。
チップは歪みがないため、歪む原因は削っている自分が作っています。全てを一気に解決するのは難しいので、一つずつ意識して改善していってくださいね!長い文章でしたが、少しでも皆さんの力になれれば嬉しいです。

【次回予告】 ジェル検定での“ラウンド”はここが違う!

実はジェルになると、ラウンドの見え方も変わってきます。「ポリッシュと同じように作ったのに、ジェルを乗せたら平たく見える…」「中級のフレンチで丸みが揃わない」など、失敗例がたくさんあります。
次回はこの「ジェル検定用のラウンドの極意」を徹底解説しますので、お楽しみに!

松崎先生

近々、遠方の方でも受講できるようにオンラインレッスンも構築中です。
ぜひ今後の情報もチェックしてくださいね♪

あなたの苦手、プロの目で見抜きます!

スクールのお問い合わせ、スクール個別相談は公式LINEよりお気軽にご連絡ください!