チップオーバーレイが太くなる、チップが浮く、ミクスチュアを動かしにくい。似たような失敗に見えても、確認する工程はそれぞれ違います。
この記事では、ネイリスト技能検定1級のチップオーバーレイで見直したいポイントと、実際の授業で行った練習の流れを紹介します。
太い・浮く・動かしにくい。それぞれ確認する工程が違います
うまく作れないときは、完成した形だけでなく、その前の準備や操作まで戻って確認します。
チップのサイズが合わない、浮いてくるとき
認定チップの仕込み方や貼る位置が毎回変わると、正しいサイズを選びにくくなります。貼ったチップが浮く場合は、仕込みとサンディングも見直します。
全体が太い、または細く見えるとき
全体が太いのか、一部分だけが太いのかを分けて見ます。チップのサイズ選びと貼る位置を確認すると、見直す場所が絞りやすくなります。
ミクスチュアを動かしにくい、先端や角が薄くなるとき
リキッドタッチをしているか、ミクスチュアを角まで運べているかを確認します。先端や角に必要な厚みを残せるよう、筆とミクスチュアの動かし方を練習します。
初めてのチップオーバーレイ。まずデモで仕上がりを確認
この生徒さんにとって、チップオーバーレイを授業で扱うのはこの日が初めてでした。1級内容の授業としては4回目で、記事公開時点では2026年10月のネイリスト技能検定1級を受験予定。初めて取り組む技術で、できているか不安を感じていました。
受講前から苦手な工程が分かっていたわけではないため、まず私がデモを行い、チップの選び方や仕上がりの基準を一緒に確認しました。
AKALIの授業では、チップオーバーレイを2ボールアプリケーションで練習しています。これはAKALIで採用している授業方法であり、JNECが定めた唯一の手順という意味ではありません。

1ボール目をのせた段階で、仕上がりのゴールラインが見えるように作ります。ゴールが曖昧なまま繰り返すのではなく、まず何を目指すのかを見てから手を動かします。
実践で確認できたのは、リキッドタッチの見落とし
デモの後は、生徒さんにも普段どおり操作してもらいました。ミクスチュアが動かしにくそうな様子と筆の動きを見て、操作しづらい状態になっていることを確認しました。
原因は、操作を始める前のリキッドタッチが抜けていたことでした。これまでの指導でも、リキッドタッチを忘れて操作を始める方は多く見られます。
最初から答えを伝えるのではなく、まず通常どおり操作してもらい、動かしにくさが出る場面を一緒に確認しました。その後、リキッドタッチを含む工程を確かめながら、同じ操作を数回繰り返しました。
認定チップへ戻る前に、操作だけを繰り返す
認定チップにハーフチップを貼った状態から毎回やり直すと、ミクスチュアの操作を繰り返すまでに時間がかかります。そこで授業では、大きな0番ハーフチップを使い、まず操作に絞って練習しました。

0番ハーフチップがない場合は、スクエアチップにのせて練習する方法もあります。どちらも、チップの上でミクスチュアを動かし、角まで厚みを持たせる操作を繰り返すための練習です。

数回練習するうちに工程に慣れ、リキッドタッチを忘れずに操作できるようになりました。今回の授業では、最初よりもチップオーバーレイを作りやすくなったことを確認できました。
操作に慣れてきたら、認定チップにハーフチップを貼った状態へ戻り、全体の工程を練習します。
次の授業では、形と厚みまで確認
次の授業では、全体のフォルム、厚み、表面の凹凸を確認しました。操作だけを切り分けて練習した後に、仕上がり全体へ確認する範囲を広げています。
検定を受ける方へ
検定の内容や採点基準は変更されることがあります。受験する回の最新情報は、JNEC日本ネイリスト検定試験センターの公式案内と、1級の実技採点基準(PDF)で確認してください。
授業の教え方・コースを確認する
授業では、完成した作品だけでなく、作っている途中の手元や筆の動きも見ながら、どこから見直すかを一緒に確認します。詳しい指導方針は講師紹介、受講内容と費用はコース・料金でご案内しています。
AKALI NAIL SCHOOLは福岡県筑後市にあり、駐車場をご利用いただけます。久留米市からは車で約30分です。筑後市への通学を検討している方は、LINEで受講について相談するからご連絡ください。
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