2級チップラップのファイリングの授業の様子

チップラップのファイリングでは、完成した形だけでなく、どこへ、どの角度でファイルを当てたかまで確認します。

今回の授業では、Cカーブの右側が平らになっていた作品を見ながら、松崎みゆきが削り過ぎている部分を確認しました。その後、作品へ実際にファイルを当てて角度を見せ、持ち方と削る位置ごとの当て方を繰り返し練習しました。

チップラップのCカーブが片側だけ平らになった理由

この生徒さんがチップラップを学ぶのは2回目。ネイリスト技能検定3級を取得してから約半年後で、記事公開時点では2026年10月の2級受験を予定していました。

この生徒さんは、ファイリングの授業を受ける前に、自宅で削る練習をしていました。ただ、削る位置やファイルの当て方、角度をまだ習っていなかったため、削りやすい部分へファイルが集中し、全体の形が崩れていました。

制作途中の厚みと形から削り過ぎを確認

松崎が見たのは、完成後の正面だけではありません。制作途中の作品を横から見て、厚みとCカーブを確認しました。

一見すると均一に見えましたが、厚みの上側にあるCカーブの右側が平らになっていました。

授業前の状態では、全体を同じように削れているのではなく、ファイルを当てやすい部分だけが多く削れていました。右側のカーブが失われて平らになっていたことと、削れ方が一部へ集中していたことから、その部分を削り過ぎていると判断しました。

形が崩れた箇所だけを伝えても、同じ当て方を続ければまた削り過ぎてしまいます。そこで、どの位置へ、どの角度でファイルを当てるかを確認することにしました。

ファイルを実際に当て、角度を横から確認

授業では、松崎が実際にファイルを作品へ当てました。生徒さんにはその様子を横から見てもらい、削る位置によってファイルの角度がどう変わるかを確認してもらいました。

言葉だけで角度を説明するのではなく、作品に当たっているファイルを横から見ることで、自分の練習でも確認できる形にしています。

掲載している2枚は、ファイリングのデモ後の作品です。1枚目では厚みとCカーブを横から、2枚目では全体の形を正面から確認できます。

ファイリングのデモ後に厚みとCカーブを横から確認したチップラップ
ファイリングのデモ後のチップラップを正面から見た状態

持ち方と削る位置ごとの当て方を繰り返す

角度を見た後は、ファイルの持ち方と、削る位置ごとの当て方を繰り返し練習しました。

ファイリングは、ただ表面を減らせばよい工程ではありません。今の厚みと形を見て、どこを削り、どこは残すのかを考えながら進めます。

生徒さんも、ファイルはただ削るものだと思っていたものの、実際には多くのことを考えながら削る必要があることに驚いたと話していました。

授業中の変化と次回確認すること

練習を繰り返すうちに、削りやすい部分だけを削るのではなく、全体の厚みと形を確認しながら、均一に削れるようになってきました。今回の授業内で確認できた変化です。

次の授業では、今回習ったファイルの持ち方と当て方を再現できているかを確認します。

松崎が伝えた仕上がりの基準と見比べながら、生徒さん自身が厚み、Cカーブ、全体の形を確認して作れているかも見ていきます。

JNEC2級の仕上がり基準と学び方

JNECの2026年3月1日改訂「2級 実技採点基準」では、チップ&ラップの仕上がりについて、ラウンドのスタイリング、5mm程度のフリーエッジ、凹凸やバブルのないスムーズな表面、10%程度のCカーブ、表面の光沢などが確認点として示されています。

AKALIの授業では、これらの仕上がりを自分でも確認できるように、作品の状態に合わせてファイルの当て方と角度を練習します。

JNECの最新の実技採点基準を確認する

ファイリングの一般的な手順や考え方は、関連記事「ネイル検定2級 チップラップのコツ〜ファイル編〜」でも紹介しています。

チップラップのファイリング手順とコツを見る

松崎みゆきが授業で何を見て、どのように説明しているかは、講師紹介で詳しくご案内しています。

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